豊かな島のひな人形展
2023年2月27日(火)〜4月7日(日)
古くは九州・太宰府と京の都を結ぶ瀬戸内海航路の中央に位置する大崎上島では、物流で得られる富だけでなく、文化も運ばれてきました。その証の一つが、ひな人形です。
一般には段飾りが主流となっていますが、大望月邸に寄贈されたひな人形の中には、希少価値のある御殿づくりの京雛があります。御殿づくりとは、平安時代における京都の寝殿(天皇が居住していた宮殿)を模したひな飾りのことです。江戸時代後期から明治・大正時代頃に、京都を中心とした関西地方で多くつくられました。
島内の各地域の旧家から寄贈されたひな人形が何組も並んだ様は圧巻です。2023年度は京雛以外に8組のひな人形を飾り、来館者に楽しんでいただきました。