「第1回大崎上島能」

2023年11月6日(月)午後17時半開演

主役に重要無形文化財保持者のシテ方観世流 川口晃平さん、小鼓に人間国宝の大倉源次郎さん、また地頭に重要無形文化財保持者 林宗一郎さんをお迎えし、第1回大崎上島能を上演いたしました。このお三方が一堂に会する舞台は稀有であり、皆様に大崎上島町の重要文化財である旧廻船問屋「御下屋(おしたや)」の大望月邸を舞台に、特別な時間を体感していただきました。

舞台装置や背景を使わない能舞台では「場」が大きな意味を持ち、平家ゆかりの瀬戸内・大崎上島で能楽「忠度」を演じることは、演者にとって格別なことといいます。そのため、来年も是非にと、帰途のフェリーの中で2024年度のスケジュール調整をしていただいたエピソードがございます。